生悪説
紀元前3世紀ごろの中国の思想家 荀子が孟子の性善説に反対して唱えた人間の本性に対する主張が性悪説であるが、ここで言いたいのは同じセイでも人間は生まれながら悪の心を持っていると勝手に解釈して名づけた生悪説について。そう解釈した時、納得がいくものがある。もし子供の時から何も教えられなければ、人は動物の本性のまま行動するだろう。怒りたい時に怒り、泣きたい時に泣き、自分がこうしたいと思うとおりに行動する。でもその生まれながら持つ悪を、親の躾や学校の教育によって変えていくから、善なる人間になる。。いじめは人が生まれながらに持つ悪の心である。それは子供の専売特許ではない。大人の世界にもいじめはある。会社でも違う意見を言う人や行動する人を、あの人は変わっていると言ったりあまり係わらないようにする。一種のいじめである。それが子供のようにいじめ行動となって現れないのは、躾や教育のお陰である。
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