私のお墓の前で
一昨年の紅白で秋川さんが歌った「千の風に乗って」が大ブレークした。「私はお墓の中にいません」は、皆なんとなくそう思っていたのを、ずばり言葉で言ったことに新鮮さを覚え、同感したのに違いない。私もその一人である。人は死んでも誰かの思い出に残る限り、死んではいないと良く言われるが、この歌は正にその事を、逝った側から歌ったものと思う。この歌のおかげでお墓を作る人が減ったと、石屋が怒っているとか。本当かな?お墓と言えば準備のいい人もいるもので、生前から墓を作り裏に赤い字で名を刻む。赤い字が風雨に曝されて剥げ落ち、色が無くなった頃、ご本人がその墓に入っていると言うオチなのかと思ってしまう。私はお墓の中には入りたくない。どこかへ散骨してもらえば十分である。できればきれいな川か海がいいな~と思っているが。
コメント