付 箋
パソコンでの通信手段に付箋なるものがあると知ったのは、システムハウスへ入ってからだ。今までは電子メールしかその手段として知らなかったから、大いに驚いた。付箋紙21と言うソフトだそうな。画面を見ていたら突然ど真ん中に7cm角くらいの黄色に黒字で書いたものが現れた。見ると10時から会議をするので集まれとか、After5の飲み会はどうかとかいろいろ。黄門さんのドラマで印籠を突きつけて「これが目に入らぬか」のシーンが浮かんだ。付箋は送ると言うより飛ばすのイメージ。確かにメールだと開くまでは読まれない。尤も私の使用するMicrosoft Outlookではメールが着たら右下隅にその旨が表示され10秒位で消えるよう設定してあるが、読むのは後になる事もある。しかし付箋はど真ん中にでん~と居座るので読まない訳にはいかない。こんな無礼な通信手段もあるのかと思ったが今は慣れた。ワンフロワーに全員揃っていて小さい声でしゃべっても皆に聞こえる環境でそんな手段が必要かと疑う。電子メールを、目の前にいる人に送る是非の議論もあった。E-Mail;が未だ導入されなかった時、伝達手段の一番は面と向かってしゃべる事、次に電話で話す、FAXを送る、メモを置いておく、葉書や手紙を出すだった。電話は離れた人とコンタクトを取るのになくてはならぬ手段だが、相手が席にいない時はこまる。その内電話するのを忘れてえらい事になったりする。電子メールができてその点では便利になった。緊急を要しない事はメールしておけばその内見てもらえる(最近メールと書くと電子メールを意味すると勝手に解釈しているが)。それにCC機能やBCC機能を使うと一度に大勢の人に連絡が付く。メールを出してもそれを相手が見たかどうかは分からぬものの、送信した証拠は残る。そしてそれを楯に「そんな事聞いてない」とは言わせない自己防衛の手段になる。便利な反面、空しいのもメール。目の前に居る人には、少なくとも1対1の要件はFace to faceで話をしたい。
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