盗み聞き
会社の定例会議の最後に順番で何かしゃべる一口講話なるメニューがある。その時、ある社員がバスの中で聞いたと言うおばちゃん同士の会話をしてくれた。「まあ~久しぶり」から始まったその会話は、久しぶり中の人生行路の話になり、熟年離婚したがその後すぐにその元亭主が死んで、結局彼の仏壇を祀る羽目になったと・・・聞いていて面白かったそうな。
人によっては聞きたくもない会話かも知れないが、私も電車の中で前や横に座った異性や同性のカップル同士の会話をいやおうなく聞かされる。これを盗み聞きと言われるなら仕方がないが・・・つい聞いてしまう。昨年の10月頃だったろうか、高校生と思われる2人の女の子が、就職試験の面接の練習をしていた。一方が面接官でもう一人が受験側の役である。ありきたりの自己紹介的な質問から始まったが、段々質問内容が高度になっていく。最後の方は「最近貴女が感動した事は何か」、「最近のニュースで気になる事は何」、「環境問題についてどう思うか、そしてその為に自分ができる事は又はやれる事は何か」とか。アト政治経済にまで質問が及んだのには正直驚ろかされた。質問側もたいしたものだが、答える方も実にしっかりしていた。時々「それはこう答えた方が良いんじゃない」とのアドバイスも的確だった。一見ミーハ的に見えた彼女達がえらく神々しく見えてきた。今の日本の若者も捨てたもんじゃないと思ったものである。
とかく電車やバスの中は面白い。
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