例え話
前に私が勤めていた川崎重工の売上が一兆円を超えた時、トヨタの利益が一兆円を超えたと聞かされてエッ~と思った。売上と利益が同じと言う事に会社の規模の差を今更ながらに思い知らされたから。何も一兆円と言う数字がどんな意味を持つのかを考えた訳ではなかった。
その貨幣価値がなんとなく分かったのは坂出-児島間の瀬戸大橋がそのくらいの建設費で完成したと言う事。それよりもっと一兆円が実感出来たのは、私が毎日100万円使っても2,740年かかると言われた時だ。
それを例え話と言うのかどうか分からないが、つい最近走友会の仲間から面白い例え話を聞いた。確率についての話。ある個人がこの世に生れてくる確率は、夜真っ暗な太平洋の中を泳いでいた海亀が息継ぎに海面に頭を出したら、丁度漂流していた木片に当り、しかもその木片に穴が開いていてその穴に頭を突っ込んだようなものだと。
確率を表現するのにこんな解りやすい例え話はないと大いに感心した。それにまだおまけがあった。悠久の時の流れを説明する喩え話し。海から突き出た岩にツバメが羽をかすめて飛び去る。何年もの歳月を経て終にはその岩が羽に削り取られて海に沈んでしまったと言う話し。
もうぐうの音も出ない。
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