飛行機 その3
上の写真はテニアン島からサイパンへ飛ぶ6人乗りのセスナ機である。空港で切符を買った順に乗せてくれると言う。テニアン観光を午前中で終了し、できるだけ早くサイパンへ帰ってホテル前のビーチで泳ごうか・・・と言う事になった。
テニアン空港まで観光会社の専用車で送ってくれた。現地の日本人ガイドから、メモ用紙に名前と体重を書いて切符を買った方が良いとのアドバイス。チケットカウンターで早口英語でそれを聞かれても困らない為の方策。体重は、もちろん機体のバランスを取るために必要。メモのおかげで片言英語で何とか搭乗券は手に入れたが、出発時刻が分からない。いつ乗れるのかと聞いたら次の飛行機と言う。テニアンとサイパンの間はセスナ機のシャトル便らしく、定員になると飛ぶ。そのためか時刻表などない。待合室で待っていると後から来た人が先へ先へと乗って行く。何故だろうと様子を窺うに、どうもテニアン島にあるカジノ客を中国人とおぼしき手配師が先送りしているらしい。我々より先に予約を入れていたのだ。カジノはこの島唯一の外貨獲得手段、テニアンツアー企画の中にもカジノで遊ぶと言うのがあるそうな。
一時間以上待たされて、一体我々5人組の搭乗は何時になる・・・と心配しかけた頃やっと搭乗案内で名前を呼んでくれた。やれやれである。
空港と言ってもセスナ機しか発着しないからそんなに広くはないが、それでも離陸するスタートラインへ行くまで相当距離の地面を走る。パイロットが直ぐ横の乗客に、中国人らしい若い女性だったが、ドアを少し開けてホールドするよう求めた。年期の入ったセスナ機でもちろん冷房もなく、暑いから外気で涼を取るためとか。車で言うと窓を開けて走るようなもの。このまま飛び立つのかと思って心配したが流石にそれはなかった。
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