毛虫
3本500円くらいで買ったコノテヒバの苗木が10年も経つと二階まで届く大木になった。ちょうど垣根がわりになって具合が良いわいとほくそ笑んでいたら昨年あたりから毛虫のかっこうの餌場と化した。葉っぱも緑、毛虫も緑で、ちょっと見では毛虫に気付くわけがない。
道路にせり出した葉っぱの下に、夥しいふんの山でやっと気付いた。葉っぱを調べたら、いるはいるはそこらいじゅうにうようよいる。大きいのは5センチくらいもある。こんなのが大勢で毎日食らうのだから、この手ヒバもたまったものではない。美味しいのか黄緑の若葉から先に食べる。この勢いだと二週間も経たぬうちにハゲヒバになってしまう。
駆除をどこに頼めば良いのか、まず頭に浮かんだのが定期的に府中の空家の草刈をお願いしているシルバー人材センター。毛虫の面倒まで見てくれるのだろうかと早速電話したら、今年からそんな依頼が増えたのでやりだしたとの返事。これはラッキー。
「一週間以内にはお伺いします」とのことで首を長くして待った。軽四輪トラックに駆除液タンクを載せて二人の作業員がやって来た。スミチオン乳剤で退治すると言う。エンジン付き噴霧器で噴射することたったの約2分。
でもその効果たるや抜群。噴射終了から5分もすると、毛虫の雨が降ってきた。糞の掃除が毛虫の死骸の掃除に数日間明け暮れることとなった。
それから2ヶ月。6月頃に二度目の駆除をしてやっと落ち着いた。かかった費用は六千円なり。来年の春までは大丈夫らしいが、これを毎年やる羽目になるのかと思えば気が重い。
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