狛犬
神社へ行くと神前に一対のこま犬が安置されている。一方は口を開けた阿形(あぎょう)像、他方は口を閉じた吽形(うんぎょう)像で憤怒の形相をあらわし、境内に魔物が進入するのを防ぐ役割を担っているとか。お寺の仁王さまと同じ。
本来の呼び方は前者が獅子、後者は狛犬というらしいが、この区別は必ずしも厳密には守られなかったようで、獅子どうしの組み合わせもちょくちょく見られる。
明石市大久保町にある大窪八幡宮の宮司に聞いた話だが、日本は古来神の国だったので神社にこま犬が置かれるようになったのは、仏教が日本に入って来てからではないかと。だから古い神社へ行くと狛犬はいないそうである。
また配置は私が参拝した神社では、正面に向かって左がうんぎょう、右があぎょうだったが、宮司さんによればそれは決まってないと言われた。
神社めぐりで狛犬の姿かたちが違うのが、何とも興味深く面白い。
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