牛王神社
毎年春と秋に柿茶の社長が、柿の葉を仕入れている生産農家へ連れて行ってくれる。今年は10月11日が祭りだから是非にとのお誘い。徳島県美馬郡つるぎ町半田字葛城にある牛王神社(うおうじんじゃ/ぐおうじんじゃ)のお祭り。半田はそうめんで有名な所。
ふもとからくねくね道を3Kmほど登ったところに生産農家の一人森さんの家がある。かなりな標高地、温度も5℃は下がる。
そこでビンビールではなく生ジョッキでの歓迎。こんな山奥で生が飲めるとは思ってもいなかったし、おまけに山中独特のひんやりとした空気の中で飲めるビールは格別である。
午後3時頃から神事があると言うので神社に向かう。歩いて5分くらい登ったところに小さな社があった。今日は我々香川県から来た外人部隊も含めて人数がそこそこ揃ったので、5年ぶりでお神輿を出そうか・・・と言う話になった。
まさか神輿をかつがされるとは思ってもみなかった。我々よそ者に村に代々伝わる神事に参加させるなんてとんでもないことと思っていたから。
しかしこの村でも過疎化が進み若者がいない。祭りの神事を引き継ぐ人もいないし、またそれを教える人も年々いなくなる・・・。
生れてはじめてお神輿なるものを担いだ。たいして大きくもないのに重いこと。お旅所までの約500mを8人で「お神輿さんじゃ、おみこしさん」と声を掛けながらかつぐ。
お旅所で再び祝詞奏上、玉串奉てん。そして無事元の神社へ。今日はせっかくだからと獅子も舞うことになって何年ぶりかの盛大???なお祭りとなった。
お祭りの締めくくりに総代さん曰く。今日は我々外人部隊のおかげで何年ぶりかで神輿も出せたし、獅子も舞えた・・・・の挨拶。また来年も来てね・・・・の声を背に帰途についた。
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