富隈神社
香川県仲多度郡満濃町にある。 文明六年(1474年)大麻神社祠官白玖伊義が書いた「櫛梨神社名跡図」に十社のうちに数えられている古社である。祭紳は吉備武彦命で、命は神櫛王の悪魚退治に従軍した部将で、仲多度郡の海岸に近い、多くの神社の祭紳として祀られいる神である。
創建は「讃岐国名勝図会」には延喜十三年(913年)と書かれている。長尾大隅守が社殿を造営した記録も残っており、藩政時代には金毘羅参詣客に、公文の茶堂とともに親しまれた。社殿の後ろの丘は古墳地帯で、「さしば」の埴輪も出土しており、横穴古墳の石室を利用して造られたと思われる善住木食上人の入定塔がある。
正面参道両側に金毘羅参詣道から移された丁石がある。(満濃町教育委員会・満濃町文化財保護協会)
2008年10月25日参拝。
こんぴら街道から急な階段が山門をくぐって本殿まで一直線で続く。山門の両側には吉備武彦命か長尾大隅守か分らないが二体の像がまつられている。
丁石と木食住上人の入定塔の案内。
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