椿
足摺岬には椿の群生があって、2月,3月は花の見頃を迎える。亡き母が足摺へ旅をした時そこの苗木を持ち帰った。
それで我が家には今も足摺岬に咲く椿の子孫がこの時期一斉に花を咲かせる。この花が咲くたびに花好きの母を思い出す。今年は母の17回忌。亡き人の年の経つのは本当に早い。
足摺に関する母の詩を紹介。
■かれんなる椿の花よ紅の色鮮やかに岬に咲ける
■足摺の椿見んとて早春に讃岐の地より土佐路訪ねて
■足摺の岬に立てば遥かなる大海原の碧き細波
■黒潮の寄するしぶき泡立つを眼下に見つむ巨岩のふところに
ついでに椿をインターネットで調べてみた。曰く・・・
椿の花は、花びらが個々に散らず萼の部分から丸ごと落ちる。それが首が落ちる様子を連想させるために病院のお見舞いに持っていくことはタブーとされているとか。
また、馬の世界においても落馬を連想させるとして、競馬の競走馬や馬術競技馬の名前としては避けられる。特に競馬では、過去には「タマツバキ」の様な名馬もいるが、1969年の第36回東京優駿(日本ダービー)で大本命視された「タカツバキ」が、スタート直後に落馬で競走中止するというアクシデントを起こして以降、ほとんど付けられることがなくなったとされている。
武士はその首が落ちる様子に似ているというのを理由にツバキを嫌った、という話もあるがそれは幕末から明治時代以降の流言とか。
以上、ウィキペディア フリー百科事典より。ツバキの花ひとつでも、調べてみるといろいろ面白い。
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