鼓岡神社
■所在地:坂出市府中町本村(府中村字本村上所)
■由緒 当社地は保元平治の昔崇徳上皇の行宮木の丸殿の在ったところで、長寛二年(1164年)八月二十六日崩御されるまでの六年余り仙居あそばされた聖蹟である。建久二年(1191年)後白河上皇近侍阿闍梨章実、木の丸殿を白峰御陵に移し跡地に之に代わるべき祠を建立し上皇の御神霊を奉斎し奉ったのが鼓岡神社の草創と云はれている。
伝うるに上皇御座遊のみぎり、時鳥の声を御聞きになり深く都を偲ばせ給い、
鳴けば聞き 聞けば都の恋しきに この里過ぎよ、山ほととぎす
と御製された。時鳥 上皇の意を察してか、邇来この里では不鳴になったと云はれている。
境内には、木の丸殿、擬古堂、観音堂、杜鵑塚(ほととぎす塚)、鼓岡行宮旧址碑、鼓岡文庫などがあり、附近には内裏泉、菊塚、盌塚などの遺跡がある。
■境内は広々としているが、階段入口が交通量の多い狭い道路に面し、車を置いてちょっとと言う訳にはいかない。思えば子供達が幼稚園に通った頃は、送り迎えにこの神社の前を良く通ったものだ。
遠くに車を止めて徒歩で参拝。境内は落ち葉が一面に積もり、それを同世代とおぼしき老人が懸命に掃除していたが、ひとりでは長くかかるだろうと思いつつ境内を後にした。
写真は2008年12月23日参拝時。
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