手紙 ~親愛なる子供たちへ~
5月4日の丸亀お城祭りの時、丸亀ロータリークラブの人から頂いた涙が出そうになる詩を紹介する。
老いゆく親の愛情詩
年老いた私がある日
今までの私と違っていたとしても
どうかそのままの私を理解し受けいれて欲しい。
私が服の上に食べ物をこぼしても
靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい。
あなたと話す時同じ話を何度も何度も繰り返しても
その結末をどうかさえぎらずうなずいて欲しい。
あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末に
祝福の祈りを捧げて欲しい。
いつも同じでも私の心を平和にしてくれた。
悲しいことではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心に
励ましのまなざしを向けて欲しい。
楽しいひと時に私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂へ入るのをいやがるときには思い出して欲しい。
あなたを追い回し何度も着替えさせたり様々な理由をつけて
いやがるあなたとお風呂に入った懐かしい日のことを。
悲しい事ではないんだ 旅立ちの準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい。
いずれ歯も弱り
飲み込む事さえ出来なくなるかも知れない
足も衰えて
立ち上がる事すらも出来なくなったら
あなたがか弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように
よろめく私にどうかあなたの手を握らせて欲しい。
私の姿を見て悲しんだり自分が無力だと思わないで欲しい。
あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど
私を理解して支えてくれる心だけをもっていて欲しい。
きっとそれだけでそれだけで
私には勇気がわいてくるのです。
あなたの人生の始まりに
私がしっかりと付き添ったように
私の人生の終わりに
少しだけ付き添って欲しい。
あなたが生れてくれたことで私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変らぬ愛をもって笑顔で答えたい
私の子供達へ
愛する子供達へ。
原作詩 不詳
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