サラリーマン川柳
サラリーマンの世界を詠んだ川柳を「サラリーマン川柳」と言うのだろうか?
もう何年も前にこんな川柳が投稿されていて、えらく気に入っていた。当時の私の心境をズバッと言いあらわしたような句だと共感したものだ。
人生を読めば今夜も酒だ酒 伸介
解説があった。曰く、
平凡に生きておれば四十歳あたりでほぼ自分の人生は読めるものである。だから今夜も酒になる。いっときの夢の世界をさまようて誰も聞いてくれないホラ吹いて、さて、あしたはまた吊革にぶらさがるのだ。男のペーソスあふれる句だがスパッとした切り口がいい。女ならキッチンドリンカーになったりして同じ酒でも陰気になる。
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