駕籠に乗る人
駕籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人と言う言葉がある。
世の中にはさまざまな境遇、職業があることのたとえだが、本物の駕籠を担ぐ商売がこんぴら参道にある。
映画「男はつらいよ」でふうてんの寅さんが乗った事がある駕籠。体格の良い寅さんはさぞかし重かっただろうと思うが、映画のワンシーンだから少しの間だけだったのかも知れぬ。
駕籠は石段の上り口から大門までの365段を上り下りしてくれる。値段は往復で6,800円、上りだけだと5,300円、下りだけは3,200円。
値段の付け方の根拠は分からないが、上り下りだけで値段差をつけているのはユニーク。私なら上り下りのほかにも体重でも差別したいところ。60Kの人と90Kの人では担ぐ人のしんどさは1.5倍以上は違うと思うのだが。例えば小錦関みたいな人が乗せてくれと言ってきたら、どう返事するのだろうか。
また上り口から大門までの365段しか行かないのは何故だろう。大門から御本宮までのアト420段はどうする?
まあこんぴら詣でに来る人はそれなりに健脚だから、そこまで心配することはないのかも知れない。駕籠に乗るのは所詮お金持ちの愛嬌かな。
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