さぬき獅子 at 田村神社
獅子頭の発祥は、第十五代応神天皇の頃中国から渡来し、奈良朝前期に伎楽面に由来すると言われています。
もともと神前に安置され礼拝されていましたが、やがてこれを操作して神穂を表現するようになり、獅子舞はその後これが変化し、祭礼の際、天下泰平と五穀豊穣を祈願して神社に奉納されるようになったものであろうと言われています。
讃岐の獅子頭は、独自の郷土色を持っており張子の手法を用い、乾漆つくりのため丈夫で、振ると耳の中の小石が鳴るので、耳鳴り獅子とも呼ばれています。全国各地でつくられているものと違って圧倒的に軽く、激しく舞い踊る讃岐の獅子舞には大変適しています。
讃岐の獅子舞の歴史は古く、室町時代初期には各地で行われており、祭りの主役である獅子舞には氏神様の奉納として今でも盛んに行われています。
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