トンなんぼ
この話題は前にも書いたかも知れぬが、忘れたからまた書くことにした。
製造業と言ってもその種類はごまんとある。製鉄、造船、電気、紙、ガラス・・・等々。どの業種が一番儲かるの?
それを大雑把に計る単位が1トンなんぼ? である。トンで聞かれても鉄板ならいざ知らず釣り針や携帯電話なんてそんな単位で計るものではない。
そこを無理やり計算すると各製造業の付加価値が見えてくる。
ちなみに私が勤めた造船業ではどうか。船は鉄板から造る、当然製鉄会社から買ってくる。相場変動もあるが1トン5~6万円である。
それを切ったり曲げたりくっつけて船に仕立て、バラ済み船で1トン約10万円、LNG船では1トン約100万円で売る。だから1トン5万円で買ってきた鉄板がバラ積み船になると2倍の価値が付いた事になり、LNG船では20倍の価値が付いたことになる。
では業種別ではどうか? 紙は1トン10万円くらい、ペットボトルの水は1トン20万円、ちなみにウオークマンは1トン2,000万円くらい。
要は付加価値の高いものを作る会社が儲かっている。電気会社の方が造船より儲けているのは当然。
こんな事は今更書かなくても分かりきったことか・・・。
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