高取神社
高取神社
高取神社奥の宮
高取山と神撫山の由来・・・「ながたの民話」(長田区役所発行)
ずっと昔、ものすごい洪水があって、長田や須磨のあたりでは、山の頂近くまでがことごとく水に没したことがあった。ようやく水がひいたあと、人々が高取山の頂に登ってみると、山の上の大きな松の木に、たくさんの蛸が八本の足をからませていた。
その話を聞いたふもとの人々は、息をはずませて山に登り、松の木から蛸を取って帰った。人々はこの時から、その山を「タコ取り山」と呼ぶようになった。それが後に高取山と書くようになったそうである。また高取山は江戸時代まで神撫山と呼ばれていた。
長田に上陸した神功皇后は、そばにあった大きな石を席にして座り、憩われた時、皇后がかたわらの大きな石を撫でられたあと、その石は急にむくむくと大きな岩になり、ついには高い山になった。神功皇后が撫でて出来たので、この山は神撫山と名付けられたのだという。
なお「高取神社由緒略誌」(高取神社発行)によると、高取山は古代の神奈備の神地(神祭り場)であり、後世には鷹ノ巣が多く鷹を取った、と伝えられています。
長田区役所
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