戦争の残骸
サイパンには第二次世界大戦の残骸が数多く風雨に曝されている。
その代表が日本軍の戦車。ビーチロード脇に寂しく眠る。
碑に曰く、
「レッドビーチでの夜襲」
6月16日の夜、我々は大規模な夜襲を決行した。1つの連隊は敵の前線の1部 を突破し後方にまで進入したが多大な死者を出してしまった。 島村大佐
戦闘は騒音、曳痕弾と閃光が伴う混乱の場と展開していった。戦車が攻撃され火がつけたれた時、その火で明滅する影の中から出てくる他の戦車の陰を映した。 ジェームス・ドノバン少佐
この近くで約1,000名の日本軍歩兵員が、レッドビーチを占拠する海兵隊に対し44台の戦車と共に強力な反撃を行ったのである。これは太平洋戦争において最初の大規模な戦車による戦闘であった。
次の日の夜明け、海兵隊は31台の戦車が戦場で延焼しているのを数えた。米第二海兵師団は、この2日間による上陸拠点での戦闘で3,500名の負傷者を出した。
トーチカをご存知だろうか。トーチカとはロシア語で鉄筋コンクリート製の防御陣地を指す軍事用語。
このトーチカがサイパンでは至る所に残る。トーチカの中では戦没者の霊達が戦争の悲惨さを語り合っているのではないだろうか。
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