厠(台湾)
10月6日から9日まで台湾へ行って来た。
台湾は漢字国、日本ではもう使われなくなった懐かしい漢字が看板に並ぶ。
面白いのがTOILETの漢字。公衆便所の看板には色々な漢字表現がある。
一番分かり易いと思ったのは【公厠】。
だけど、「ちょっと”かわや”へ行ってくるわ」と今の若者に言ったら分かるだろうか?
男性,女性便所の区別が【♂厠】、【♀厠】。 実に分かり易い!
台湾の公衆便所は何処も掃除が行き届き清潔だったのは、ちょっと意外だった。もう少し汚かろうと思っていた。下の写真は九份にあった公衆便所、ホテル並みだ。
次は【盥洗室】と書かれた公衆便所。 「盥」にはそそぐ、たらいの意味がある。たらいに入れた水で手を洗うのは便所で用を足した後・・・と言うわけか? なるほど。
【洗手間】・・・この表現も「盥洗室」とほぼ同じ発想か。
ついでに調べてみた。
日本には便所を意味する呼称や異称が多い。
「厠(かわや)」は古く、「古事記」にその例が見え、施設の下に水を流す溝を配した「川屋」だったことに起源する。
また、あからさまに口にすることが「はばかられる」事から「はばかり」「手水(ちょうず)」と言ったり、中国の伝説的な禅師の名から「雪隠(せっちん)」という語を使うようにもなったと言われる。
昭和になると「ご不浄」から「お手洗い」「化粧室」としだいに表現がより穏やかなものが使われるようになり、戦後は「トイレ」や「W.C.(water closet の頭文字)」など外国語に由来する表現や男女を示すピクトグラムでその場所を表したりすることも増えた。
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