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1、9時間以上寝ないと疲れが取れない事
2、涙もろくなった事
3、母のうたが実感できる事
4、ひとり飯が寂しくてたまらない事
5、小便に勢いがなくなった事
6、過去の縁を大事にしたいと思う事
昭和63年(その20)
・大輪のバラ眺めつつ我が庭の
花のあれこれ思ひつるかな
・原因の解らぬ痛みに耐え忍ぶ
来る日来る日を病室のベットに
・爽やかな五月の空に泳ぐ鯉
幼稚園児のはしゃぐ声する
・起き伏しを共に過せし病友は
心弾みて今朝退院す
・病室のバラ一輪の花なれど
香に想ひ出の青春ありき
前田 百花 本名:前田 ゆり子
1914年12月02日 香川県坂出市生まれ
1993年04月06日 没
昭和63年(その19)
・遠近の山の稜線なだらかに
空霞みつつ暮れなづむ初夏
・慰めは窓より眺むる街並の
緑の樹々や雲の流れよ
・群れ鳩の朝の旋回見ゆる空
吾も自由に飛べる日来るや
・トンネルを次々といづ光の列
梅雨降り続くおぼろなる夕べを
・吾庭のバラ一輪を病室にさし呉れし日は心穏しき
前田 百花 本名:前田 ゆり子
1914年12月02日 香川県坂出市生まれ
1993年04月06日 没
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