上立神岩
沼島の海岸線には奇岩や岩礁が多く見られる。その中でも約30mの高さでそびえ立つ上立神岩は天の御柱であるとも竜宮の表門とも呼ばれる神秘的な岩。
この岩へ近づく坂道に、倒れて字も薄くなった木の標識があった。曰く、
この付近をアミダバエと申しまして、室町時代に海中より阿弥陀様がこの世に現われ賜うた神聖な海域であります。
古来よりこの海中出現の阿弥陀如来様は殊の外、霊験あらたかにして漁師の人々も畏れ多くて、ただ平伏した来拝するばかりであったと伝えられています。
海上安全・大魚満足・家内安全・諸願成就の阿弥陀様として厚く信仰され、特に漁業に従事する人々、又魚の料理をする人々の崇拝の的であります。最近は磯釣りの人々も伝え聞いて当山に御守護を授かりにわざわざ来られる人々もあります。
このような有難い場所ですので磯釣の方々は、マナーに気をつけて楽しい釣をして下さい。
◎最近は特に心もとない人々のために阿弥陀様が怒りのためか、忘れかけた頃に人身事故が後をたちません。お互いに気をつけて下さい。
◎身の安全、豊漁のため御守護をいつも身に戴いて安全をお守り下さい。 西光寺
上立神岩への坂道
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