稲刈り
6月14日に田植えした稲の刈り取り時期が来た。10月に入ってからと勝手に思っていたら、品種が早稲なのでもう刈り取ると言う。
台風15号が近づいている。雨が降ると刈れない。18日日曜日、幸い晴れてはいるが前日降った雨で稲が濡れてはいないだろうか。午後からは乾いて大丈夫だろうか?
とにかく様子見も兼ねて弟宅まで行く事に。わずか3ヶ月ちょっとであんなに小さかった苗がこんなにも大きく育ち、穂がこうべを垂れて黄金色に輝いていた。
まずは刈取りの準備、コンバインを納屋の外へ出さねばならぬ。一年に一度しか出番のない刈り取り機が動くだろうか?
納屋の奥で青いカバーを着て寝ていた機械のスイッチを入れた。一年も放っておいたバッテリーが心配、想定どおりスターターのモータはうんともすんとも言わない。
車のバッテリーから充電する事にした。+と+、-と-を電線でつないだら、やっと電源入りのランプが点いたが、そこまでだった。
耕運機や田植え機の使い方を教えてくれた隣のおじさんに教えを請うた。「このバッテリー、もう寿命とちがうか? 三千円くらいで売っとるからこおて(買って)きたほうが早いで」と、誠に的確なアドバイス。
するとエンジンは三発目でかかった。さすが新品のバッテリーのおかげ。これで刈取り準備完了。
準備でもたついたおかげで午後を回り、幸い稲の水滴は乾いたようで。さあ刈り取り開始だ。
稲の中にかえるやコウロギがいっぱいいるのをはじめて知った。コンバインに驚いて飛び出してくる。そして彼らの逃げ先が生死の運命を左右する。
刈り取られた広い方に逃げるやつには生が、コンバインが進む方向に逃げるやつには死が待っている。仕方ないとは言え、今回の稲刈りで多くのかえるやコウロギが犠牲になった。ごめんなさい。
刈取りあと
稲栽培の一連の作業で、やはり収穫が一番心地よい。大地の自然の恵みを大いに感じ取ることができ、充実した一日だった。シャワーを浴びて飲んだビール の美味しかったこと。
後で聞いた事だが、1日目の収穫は321Kg、水分率30.7%、2日目の収穫は828Kgで水分率30.8%とか。7Kgの種からこれだけ収穫できるとは、大地の恵みそのもの。
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