妙宣寺
佐渡へ上陸してまず最初に行ったのは日蓮宗 妙宣寺、佐渡の観光マップによれば、このお寺には日光東照宮の塔を模した五重の塔(1827年建立、国の重要文化財)があり、新潟県内唯一のものと言う。
開基は順徳上皇に供奉した北面の武士、遠藤為盛と伝えられ、為盛は文永八年(1271年)に流されて来た日蓮に厚くつかえたという。
境内が城のような感じを与えるのは、かってここが竹田本間氏の居城だったことによる。寺には日野資朝の墓所や自筆の細字法華経(国重文),日蓮聖人書状(国重文)が残る。
仁王門(案内文に曰く、延宝五年・1677年当山最古の建造物にして、朱塗りの跡を残し、往古の善美を偲ばせる。)
仁王門をくぐると、右側に五重の塔、前方に雑太城跡の門。
文政十年(1827年)に佐渡相川の棟梁 茂三右衛門父子により建立され高さ24.1mで、現存する江戸時代に建てられた数少ない五重塔のひとつ。比較的保存が良く、全体の比率や五重軒の扇垂木などに時代の特色が現れている。
地頭 本間氏の戦国期の城跡で、上杉景勝の佐渡支配の時、城は廃され直江兼続によって城地が妙宣寺に与えられた。
境内
「本堂」文久三年(1863年)再建、12間(22m)四面の大堂で島内最大の建物。屋根がすばらしい。
「庫裡」文久二年再建(1862年)間口8間、奥行20間で用材はすべて国産赤松、大国柱は76×52cmの角材で佐渡随一。棟高は155m、破風造りの茅葺大屋根は全国にも珍しい。
納経して頂いた。
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