生水の奨励
入門解説 西式健康法 より抜粋
わたしくしはほとんど三十年来、清浄な生水の飲用を奨励してきました。一日2リットルから3リットルを飲むようにと宣伝してきました。その飲み方は、30分に30グラム主義です。ただし、この方法は最初の間で、後には相当量ガブガブ飲んでもよいのです。わたくしは、生水は飲用方法によっては、今日の病気の半分は予防できるものと思っています。
医者は反対しますが、下痢の人にも生水の飲用をすすめるのです。下痢の場合に水を飲まないからグアニジンが生じて病気が重くなるのです。心臓病や腎臓病でむくんだ患者にも、生水の飲用をすすめています。これは、飲水により動静脈吻合管(グローミュー)を活用することによって、心臓や腎臓に加わる張力を減らして治すのです。夜尿症の人にも飲水させ、夜間就寝前、汗の出るまで走らせて治してきました。これらの効果はてきめんです。
医者が、水分が体内に貯留して困るという患者に、あえて水を与えて治すというものですから、いかにもつむじ曲りのように聞こえますが、これはわたくし独特の病理学的理論があってのことであることを了解願う次第です。
生体の新陳代謝に際して、水がいかなる役割を果たしているかは、ここでは触れませんが、若返りの最も簡単な秘訣は、生水を飲むことにあるとは古今東西の大家の等しく認めるところです。
(絵/中村文子氏、2011年7月)
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