橋杭岩
吉野熊野国立公園の天然記念物。
その昔弘法大師が紀州行脚の際、この地に立ち寄り向かいの大島へ渡るため天邪鬼に手伝わせて橋をかけ始めたが、天邪鬼がくたびれて鶏の鳴き声をまねたので大師も夜が明けたと思って中止したため、その橋杭だけが残ったと言われる。
25の橋の杭のように連なる島と岩。
左から元島・ゴロゴロ島・黒岩・タコ島・海老島・コボレ岩・折岩・蛭子島・平岩・ハサミ岩・ポオス岩・大オカガミ岩・小オカガミ岩・ビシャコ岩・童子岩・弁天岩・イガミ島・小メ戸コオシ島・辰欠島・馬乗島・大メド沖ノ島・四ノ島・三ノ島・二ノ島・一ノ島
1400万年前の火成活動に伴い、北北西ー南南東へのびる地層の割れ目にそってマグマが上昇して冷えてかたまり、橋杭岩のもとになったと言われる。泥岩層の間に石英斑岩が貫入、貫入後に差別侵食により、柔らかい泥岩部が速く侵食され、硬い石英斑岩が杭状に残された。
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