三段壁
千畳敷から元来た道を少し後戻りすると、名勝「三段壁」に出る。
エレベータで地底へ36m下がると、洞窟がある。かって熊野水軍の船隠し場だったとか。
三段洞窟の由来が書いてある、曰く
第五十代桓武天皇の頃、熊野鬼ケ城を本拠とした海賊多賀丸なるものがいた。三段壁もその頃は「みだん」と呼ばれて海上を運行する船の状況を偵察したり、果ては魚群の様子等を岩頭に立ってみる壇だった事から、見だん→三段になったと云われている。
太平洋の荒波が狭い洞穴に押し寄せ、津波の如く高さを増して岩肌にぶつかる。波しぶきが舞い上がり歩道をぬらす。
打ち寄せる波の圧力で空洞のある岩盤から海水が吹き上がる様は、鯨が潮吹く様と似て豪快である。
洞窟から海の方を見る。こんなに狭い穴に太平洋の波が押し寄せるのだから、時化の時はどんなにすごい事だろうか。
ずっとずぅーっと若い頃、この光景を見たような・・・前に確か来たことがあるなぁ~。
「旅に出よ」カテゴリの記事
- 奄美空港(2023.05.02)
- あやまる岬(2023.05.01)
- ハートロック(2023.04.25)
- 奄美大島 その2 ( 加計呂麻島 )(2023.04.19)
- ハブセンター(2023.04.20)
コメント