鶴嶺神社
ツルガネ神社と読む。
鶴嶺神社には、島津歴代当主とその家族たちが祀られている。亀寿姫も御祭神の一人。
亀寿姫は、元亀二年(1571年)十六代島津義久の三女として誕生、天正十五年(1587年)、父義久が豊臣秀吉に降伏、亀寿姫は人質として秀吉のもとに送られた。
その後、十八代家久の夫人となり、寛永七年(1630年)に亡くなった。心優しい人であったと伝えられ、鹿児島の人達は亀寿姫の法名・持明院にちなんで「ジメサァ」と呼んで慕い続けた。
また、大変美人であったとも伝えられている。「薩藩旧伝集」に、秀吉は亀寿姫があまりに美しいので、はじめは偽物ではないかと疑ったが、落ち着きはらった態度を見て本物に違いないと判断したという逸話が残っている。
このため、鶴嶺神社にお参りすれば身も心も美しい女性になるといわれ、多くの女性がお参りするようになった。
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