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済州島東端にそびえる王冠のような姿の火山。
標高182m、海底噴火によって生まれた山で、済州島に360個余りある側火山(オムル)のひとつ。
周囲は絶壁に囲まれるが西北側はなだらかな斜面で本島につながっている。
↓ バスの車窓から城山日出峰が見えてきた。
↓ 頂上まで徒歩約30分、同じ観光ツアー客24人の内、頂上まで登ったのは私と井上社長だけ。
狭い階段を大勢の観光客が上るから、なかなか前に進まない。加えて下り客も階段をふさぎ、かき分けかきわけ、やっとの思いで頂上へたどり着いた。
↓ 目の前に、すり鉢状の山頂が広がる。
すり鉢状の山すそをぐるっと一周できる道があると思ったら、展望ステージがあるだけ。
↓ 山頂から本島側を望む。
山房窟寺(サンバングルサ)は、山房山(345メートル)の中腹にある洞窟を利用した仏教寺院。
王建(877~943)が、分裂した朝鮮半島を統一し高麗時代を築いた際、高僧慧日法師(964~1053)が建てた寺院。
↓ 山房山
爆発せず、膨張した溶岩ドームがそのまま冷えたもので、火山にもかかわらず火口がない。
済州島は、その昔から土着の信仰が根強く残っており、仏教があまり浸透しない地域な上、李氏朝鮮時代には儒学の影響で仏教が弾圧を受け、済州島でも多くの寺が廃寺になったと言われている。
このように仏教の寺院が余り多くない済州島の中において、現在でも信者が熱心にお参りをしている姿が見えるこの寺院は済州島の代表的な仏教寺院。
お寺は韓国でも普通にあると思っていたが、そうでもないらしい。
↓ 寺院の中にもトルハルバンが。
下っているように見えて、実は上っている。
これを「神秘の道路」名づけて観光地にするとは・・・。さすが韓国。
観光バスがお客を乗せてこの名所?に続々やって来る。我々のバスもその1台、たったこれだけの事に。
写真の手前で、バスを止め、エンジンを切ってギヤーをニュートラルにし、ブレーキを離したらバスは後ろに下がった。だから間違いなく道は写真奥へ向かって上っている。
案内看板に曰く、
1980年にハネムーン客を乗せたタクシーの運転手によって偶然に発見され、今では済州島を訪れる多くの観光客が神秘的な体験をする名所になりました。
と。「オバケ道路」とも呼ばれるとか。
高松の屋島へ行く有料道路も上りが下りに見える場所があるが、それほど知られてはいない。
次に向かった先は耽羅国発祥の地。
昔、済州島は独立国で耽羅国と呼ばれた。
済州島には、「三姓神話」という、朝鮮半島とは違った耽羅民族の独自の建国神話がある。その神話とは、
瀛州(ヨンジュ)と呼ばれ、未だ人の住まない太古の濟州に「高、梁、夫」の3つの姓を持った3人の神人(高乙那・良乙那・夫乙那)が、漢拏山の北山麓の地の穴(三姓穴)から現れたのが現在の済州の人々の先祖であるという。
ある日、漢拏山から遠くの海を眺めていた彼らは、日本海の方から流れてくる木の箱を発見した。開けてみると、箱の中には東国の碧浪国(日本と取る学者もいる。)から来たという紅帯紫衣の使者と美しい3人の姫と駒と馬と五穀が入っており、神人は、彼女達を妻として迎え、年齢順に住処を定めて暮らすようになった。
その後神人の子孫達は、産業と五穀の栽培を始めて集落を作るようになり、約900年後に皆の人望を集めた高氏を王として、初めて「タクラ」という王国が成立したとされる。
↓ 三姓穴 石柱で囲まれた中に3つの穴がある。
韓国へは今回で3回目。
今回の観光地は韓国のハワイと言われる済州島(JEJU)。 済州島は長崎の五島列島から東約180kmに位置するが、岡山から直行便がないため、ソウル経由となる。
ソウル仁川空港まで1時間強、仁川から金浦空港までバスで移動、そこから済州島へ1時間弱。
朝5時49分のマリンライナーに乗って、済州島へ着いたのは午後3時20分。
10時間弱もかかってやっと着きました。
現地ガイドのキャンディさんの案内、最初の観光地は龍頭岩。
読んで字の如く、龍の頭をした溶岩石。海が荒れ白い波しぶきがかかると、今にも龍が天に昇るように見え、夕暮れ時にはまるで動いているように見えると言う。数々の言い伝えが残る済州島のシンボル的存在とか。
龍頭岩は、有史以前から形成された黒い玄武岩として黒龍を象徴し、古くからこの岩に願い事をすると、幸運が舞い込むという逸話が伝わる。
↓ 龍尾
太刀魚を釣りに行かない? とお誘いがあった。
鯛釣り,蛸釣り,ベラ釣り,鰯・鯵・カワハギ等々は経験がある。太刀魚は今回がはじめて。
小ぶりの鰯を丸ごと釣り針にくくり付け、いわしに喰らいついたところを引っ掛ける。
太刀魚は100mくらいの海底から海面近くまで生息しているらしく、仕掛けが底に着いたら、ゆっくりリールを巻き上げてあたりがくるのを待つ。
大蛸も同じように引っ掛け釣りだが、仕掛けが底に着いたら蛸が乗ってくるのを待てば良い。その点太刀魚釣りはせわしない。
明石の港から明石大橋を越えて神戸沖が釣り場だ。朝焼けが吊り橋に映えてきれいだった。
釣れるかしら・・・との心配をよそに案外早く釣果あり。やれやれ・・・。
太刀魚を魚屋で見た事はある。でも釣ったばかりの太刀魚は銀色に輝いて美しい、正に名前どうりの魚。
はじめての経験で、7匹も釣ったから大満足。
太刀魚は普通は横泳ぎ、餌を取る時は立ち魚になるらしい。
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