早期発見
昨年夏頃より、ジョギングをすると息が上がり歩いてしまう、歩くと楽になり又走る、しんどくなって又歩く・・・の症状が出てきました。
昨年12月の高知安芸マラソンでその症状はピークとなり、沿道で応援してくれる人達を尻目に歩いてしまいました。
何とか10kmを完走しましたが、これは何かおかしい、年が明けたら一度病院へ行ってみようと思いました。
新年の行事も終わり、回生病院の心臓・血管センターを受診したのが1月23日(水)。前日の22日は丸亀競技場のトレーニングルームで約7Km走った後の話。
血液検査,心臓エコー検査の結果、カテーテル検査をしましょうと言われ、出た結果は、狭心症。心臓に栄養を運ぶ冠動脈が3か所も詰まっていて、一番詰まりのひどい血管を広げステントと呼ばれる金属管を挿入する手術を行いました。
根本的な治療は冠動脈のバイパス手術しかないと言われ、今の状態ではいつ心筋梗塞を起こすかも知れないと言われ、どうしますか?と。手術するなら岡山の病院を紹介するから、そこへ搬送しますから・・・と。
手術するしか選択肢はない。かくして岡山の心臓病センター榊原病院に帰宅も許されないまま救急車で搬送された。
榊原病院での更なる検査の結果、詰まっている個所は全部で7ヶ所、おまけに大動脈弁が逆流していて心臓に大きな負担がかかっていると言う。弁の取替え手術も必要との事で、バイパス手術だけなら心臓を止めずに行うところ弁の取替えもあるので、心臓を止めます・・・と。
心臓を止めて行うリスクを長々と医師が説明しだした時、私は聞く耳を持ち合わせてはいませんでした。覚悟はもうできていました。アトは神と運に任せるしかないと思いました。
手術は成功し生還しましたが、家内に聞くと8時間にも及ぶ大手術だったそうです。術後一週間は手術や薬の後遺症で臓器不全となり、最悪の状態が続きました。助かるには半々と告げられたそうですが、何とかそれも回復に向かいました。
今は退院して、リハビリ・療養中です。それにしても普段ジョギングをやっていた私がこんな病になるとは、それこそ想定外で、医者に言わせると走っている時、狭心症の症状が出たら心筋梗塞であの世行きとの事、本当にびっくりしました。
人間ドックや定期健診で心電図を取りましたが、異常があるとは一度も言われた事がなく、よもや私の心臓がこんなにボロボロだったとは・・・絶句です。
でも専門医に言わせると過去に軽い心筋梗塞を起こした痕跡があるとの事でした。いかに心臓専門医以外の診立てが頼りないかを実感しました。今まで20年以上続けてきた人間ドックの診断は何だったんだろうと思いました。
そこで皆様も一度専門医で、せめて心電図を診てもらう事をお勧めします。心臓のエコー検査を加えれば完璧です。
以上、長々と私の病気の事ばかり書きましたが、今回の私の経験を皆様にお伝えして、心臓病の早期発見に役立てばと思った次第です。
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