玄武洞
天然記念物「玄武洞」
約160万年前に起こった火山活動の際、山頂から流れ出した溶岩が冷えて固まる時に規則正しい割れ目を作り出したのがこの玄武洞。
古くは石山と呼ばれた採石場で、玄武岩を採掘した跡が洞となったもので、数知れない六角形の玄武岩が積み上げられ不思議な美しさを見せる。
↓ 右から北朱雀洞・南朱雀洞・白虎洞・玄武洞・青龍洞。
↓ 玄武洞
文化4年(1807年)、この地を訪れた江戸時代後期の儒学者・柴野栗山は、この洞の岩石が作り出す節理(岩石の割れ目)の形や断面の模様などから、古代中国の四神のうち、北の守護「玄武」を連想し、「玄武洞」と名付けたと言われている。
玄武洞の岩石は灘石と呼ばれ、江戸時代から採石場として開発されてきた。
↓ 青龍洞 (節理が美しい)
↓ 白虎洞
白虎洞では、水平方向に伸びた柱状節理の断面を間近に見ることができる。
↓ 北朱雀洞
↓ 南朱雀洞
南朱雀洞脇の岩石を見ると、節理が見られず表面がごつごつしている。これは溶岩流の先端に当たる部分で、溶岩の表面が急に冷やされ固まっても、内部はまだ熱く、後から溶けた溶岩が押し寄せ、そのために表面が破壊され塊状の岩石の集まりになる。
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