春夏冬二升五合
出石に来たら、出石名物・皿そばを食べぬわけにはいかぬ。
そば屋はそこらいじゅうにあって、旅人はどこが旨い店だろうかと迷う。
香川のうどん屋と同じで、地元の人ならあそこが一番の店があるだろうが、聞けそうな地元民は見当たらない。
無難なのは、混んでそうな店に入ること、うどん屋でも同じ。
お皿は5枚が標準、追加一枚120円也。
そばに”こし”がある?と言うのも変だが、なかなかの歯ごたえのあるそばだった。
追加は2枚だけ。
お店にあった看板、「春夏冬二升五合」とある。
左半分の「うなぎ昇り」はすぐ分かる、右半分は??????
”春夏冬”は分かった、秋がないから「アキナイ=商い」。
”二升五合”は分からない、店の女の子に聞いたら、「知りません」・・・と申し訳なさそうな答え。
それで、お勘定場で同じ事を聞く。さすがしっかり答えてくれた。
"二升”は一升枡がふたつだから「マスマス=益々」、五合は半升(ハンショウ)だから「繁盛」。
従って「商い益々繁盛 うなぎ昇り」となる。 こんな洒落、誰が考える? 昔からありそうではある。
出石皿蕎麦由来
出石を代表する味覚”手打皿蕎麦”は、宝永三年(1706年)信州上田より国替えになった仙石氏により伝来したと言われている。
従来のそばに信州の手法を加え、出石焼きの小皿に盛って食すという特色のある様式が生まれた。
挽きたて・打ちたて・茹がきたての「三たて」製法。
今では50軒ものそば屋が並ぶと言う。
↑ そばを食べたらお皿に書いてある一口言葉がまた味わい深い。
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