拉致と決断
蓮池 薫著「拉致と決断」、丸亀走友会の冨上さんから借りた本。
一気に読んでしまったが、私には表紙の見出しにある”感涙のドキュメント”ではなかったように思う。涙を誘うような内容ではない。
手記だそうだが、まだ何かに配慮し、まだ何かに怯え、まだ全てを書ききっていないのでは・・・と思ってしまった。私もそうするかも知れないとも思った。
拉致の目的は何だったのか? 拉致がどんな指示命令系統で行われたのか? 奥さんの拉致状況はどうだったのか? 他の拉致被害者との接触や情報はなかったのか? など等、知りたいと思う事は山ほどある。
本からぼやっと読み取れる事は、北も拉致したという負い目から被害者に食料面では、一定の気遣いをしたのかなと言う事。
食料難を新聞やTVで見聞きしていたから拉致被害者も酷いことになっていると思っていたが。
でも一党独裁に必要な思想統制は、拉致被害者にもしっかりと植え付けられたようで、これなしには体制が崩壊してしまう。
読み終わって感じた事は、南北統一は当事国同士では到底実現しないであろうと言う事。
だからちょっぴり悲しい気持ちになった。
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