大地の子
山崎豊子氏原作、日中共同制作のテレビドラマ「大地の子」を、今ビデオテープで見ている。
平成7年に放映されたもので、録画しておいたテープ。
当時はDVDなんてまだなかった時代、多少劣化したところもあるが、見るには支障のない程度だ。
「20世紀 名作ドラマ」と銘打っているだけあって、19年ぶりに見ても見ごたえは十分ある。
最近の日本ドラマは韓国ドラマに比べ、質が落ちるように思うが、この名作ドラマは韓国に引けを取らない。
ドラマの原作もさることながら、出演者の演技が光っている。
「陸 一心」を演じる上川 隆也の演技には心打たれる。
当時無名に近い彼が、このドラマで一躍有名になった。
このドラマがつくられた時代は、日中の国交が回復してまだ間もない頃。
だから日中共同制作もできたのだと思う。今なら共同制作なんて無理に違いない。
上川 隆也の中国語のしゃべりがすごい。
ウキペディアによると、
「上川隆也は、全く中国語を解しなかったが、1ヶ月間の短期集中学習 によりほぼ完璧な発音を身につけ、中国人共演者と遜色ない中国語での演技を披露した 。」とある。
本当にそのとおりだ。 役者だましいと言うものか。
彼がこのドラマを演じたのは30歳の時、若いのにすごいと思う。
「悲惨な戦争を生き抜いた
人々の苦しみと
戦火の中でも消えなかった
大地の人々の恩愛を
永く心に刻み
日中友好の証しとして
捧げます」
と書き残した山崎 豊子氏の思いを、今後も引き継いでいかねばならぬと思う。
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