石敢當(いしがんとう)
初めて沖縄へ行った時、お土産さんに「石敢當」と書かれた表札とおぼしきものを良く見た。
その意味や使用目的に興味もなかったから、みやげ物のひとつ・・・ぐらいにしか思ってなかった。
ところが瀬底島へ行って、その表札を道のいたるところで見つけ、気になってきた。
T字になった道路の━ と|が交差する所に表札があると言う。
この表札、要は魔除け。魔物を倒すためにある。マモノと言わずマジムンと読む。
人々の平和な生活を乱しにやってくる魔物は、何故か曲がるのが下手で、T字路や三叉路の突き当たり,袋小路の奥などに置かれた「石敢當」の石板に激突し、砕け散ってしまう・・・という。
もっと調べると、
元は中国伝来の風習で、福建省が発祥とされている。
似たような魔よけは中国のみならず、台湾・シンガポール等の一部の地域にも見ることができる。
日本では、沖縄本島を中心に、周辺諸島に数多く点在し、薩南諸島・奄美群島を含め、鹿児島県にもかなり存在する。沖縄県、鹿児島県以外の日本全国にも分布するが、その数は少ない。
とある。
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