健康食品について
新聞でもテレビでも流れる健康食品のCM、「高血圧が気になる方へ」とか「脂肪を燃焼します」とか・・・お客の心に響く文言で迫ってくる。
しかし、健康食品はその名のとおり”食品”であり、治療効果などを保証する医薬品とは異なる事を肝に命じておかねばならない。
従い健康食品の広告に高血圧とか糖尿病とかいった病名を出して、それに効く・・・ってな事を表現してはならないことになっている。
そこで、健康食品を選ぶ時の判断基準を調べてみた。
まず国から、「健康の維持や増進に役立つ働きを表示しても良い(保健機能食品と言う)」とお墨付きをもらっている食品は、
①特定保健用食品、いわゆるトクホ
トクホは商品ごとに試験を実施し、安全性と有効性を国が審査し、体への働きの
表示を許可する。
②栄養機能食品
働きがあきらかなミネラル類やビタミン類など栄養成分(添付表参照)
③機能性表示食品
今年4月に新たにできた新制度で、企業責任で体への働きを表示できる。国の
審査がないかわり、根拠となる情報を事前に消費者庁に届け出て承認されなけ
ればならない。
機能性表示食品制度が新たにできた背景には、億単位のコストがかかるトクホに比べ、比較的簡単に取得できると言う中小メーカへの配慮があったのではないかと思う。
で、今後ますます健康食品は増えていくと思うが、買う側はメーカの謳い文句を鵜呑みにせず、消費者庁のウェブサイトを開いて『機能性表示食品に関する情報』を良く調べることをお勧めする。
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