瀬戸芸2016年春 in 沙弥島 その2
瀬戸芸春会期も早いもので4月17日で閉幕。
まだ見に行ってなかった、旧沙弥小学校の教室で展示するアート作品を見に行った。
今回の沙弥島のアートは神戸芸術工科大学の”沙弥島アートプロジェクト”が企画・制作したもので、テーマは『三つの赤』
坂出市の特産物・「金時人参」「金時いも」「金時みかん」に由来する。
1、『ハレの日、金時への道 』 By かわいひろゆき
14㌧の工業用の塩が山のように積まれ、瓶詰めされた金時ニンジンのピクルスが塩に埋まる。
金時人参栽培は、塩田の砂地を利用した経緯があり、沙弥島や地域の特徴を伝える重要な産物。
また、瀬戸内の歴史を遡り、縄文・弥生からの遺跡や土器の破片が残る沙弥島において、脈々とつながる人間の営みを思うとき、焼き物や火や人間の血の「赤」が想起される。
プロジェクトによるこれら作品は、沙弥島の位置する坂出市の歴史や特徴を捉え、そこに現代的な視点を加え、来場者にそれぞれの思いを伝える。
・・・とある。
雑談・・・使用した塩14トンはどうするの?と聞いた人がいる。
海へ返すのか?
NO ! no !
海へ返すと部分的に塩分濃度が高くなって、生態系に影響するかも知れない、
で、産業廃棄物としてごみ処理する のだそうな~。
↑ 不要の赤いボタンが地域から集まり、一つのハート形絨毯になって空間に浮かぶ。
その地面には白いボタンの砂浜が広がる。
赤いボタンは一個一個天井から釣り糸で吊るし、その長さを調整するのは大変だったと思われる。
↓ 『赤いネジ』 By しりあがり 寿
↑ 力を表す巨大な複数の赤いネジが教室の床に食い込むように回り続ける。
学校だったという過去の力と、それを忘れさせようとする時の力が
赤いネジとなって、しまったりゆるんだりしながら
ただ、回り続けるのであった!!
この瀬戸芸、経済効果はいかばかりなものか?
人が集まるしかけを創出するのは知恵の出しよういかん。
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