腫瘍マーカー CA19-9 の基準値は37以下が正常。
2016年6月20日の健康診断結果でその値が8倍の296に跳ね上がっていた。
”健康診断結果のお知らせ”曰く、
「腫瘍マーカーのCA19-9が基準値を外れています。内科で精密検査をお受け下さい」 と。
CA19-9は、おもにすい臓がんの腫瘍マーカである。
良く聞くすい臓がんの話は、見つかった時は既に手遅れで余命3ヶ月とか、早期発見でも手術は難しいとか・・・。
検査したのは6月1日、結果が分かったのは6月20日、
ネットでCA19-9はすい臓がんのマーカと知り、
少し?青ざめながら、かかりつけの三木内科へ駆け込む。
MRIの精密検査をしましょうね、それじゃ回生病院に予約しときますね
・・・と、紹介状を書いてくれた。
何とその検査は7月7日と言うじゃない! 検査日程が混んでいるらしい。
結果的には検査まで時間があって良かった。
いろいろ考えることができたから。
人間は少しでも良いように良いように考える動物だと、つくづく思う。だから、
でもこんなに元気なんだから、まさか?
でもこんなに食欲があるんだから、まさか?
でも量は減ったと言え、まだ酒が飲めるんだから、まさか?
でもこんなに1万歩以上歩けるんだから、まさか? ・・・・等々。
しかし、良いようにの次には、だが待てよ!
ネットに書かれたすい臓がんの症状は? も気になる。
最近そういえば背中が痛いなぁ~、腰も~
疲れやすくなったなぁ~
酒の量が減って、弱くなったなぁ~・・・等々。
そんな良いと悪いの思いが、床について寝るまでの間交錯し、
やがて思い疲れて夢の世界に入る。
もしガンでなかったら何したい? と考える。
日ごろからやらねばやらねばと思っていた事、
エアコンの新替え,カーテンの洗濯,テラスのペンキ塗り,旅に出る・・・等々。
もしガンだったら、
手術はしない,がん治療はしない,入院はしない,へたばるまで八十八カ所巡り・・・・
どちらでも、とにかくおかねを使おうと思った。
向こうでは使えないから。
7月7日 14時 MRI 検査予約。すこし早めに行き少し早めに始まった。
あの、耳元でドンドンと音がする機械に半時間ほど拘束される。
医者は同席しない、検査技師がデータをとって後で医者が診る。
データ結果で異状の有り無しをすぐ教えてくれると思いきや、
CDと封筒を手渡され、これを三木内科に持って行きなさいと。
あいにく、この日は昼から休診。7月7日に結論が出ると思っていたのに肩透かしをくらい、おかげでその夜もまた悶々なり。
あくる日、そのCDと封筒を持って三木へ。
CDの画像をみるのに時間がかかると思っていたら、意外に早くお呼びがかかった。
曰く、「何もなくて良かったですねぇ~」
なんとなんと、回生病院の診断書が封筒の中に入っていたんだ。
昨夜の悶々は何だったのか?
開封してたら私でも結果が分かったのに。
でもでも、18日間のもやもやが一挙に吹っ飛び、今はルンルン気分。


人間って不思議だなぁ~。
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