日蓮上人像
鬼が島大洞窟から反対側の道を辿ると、日蓮上人像がある展望台へと続く。
↓ 洞窟近くの展望台からも、そのお姿が圧倒的な存在感をもって一望できる。
この上人像は「日蓮大聖人大露座像」と言い、京都伏見にある宝塔寺・塔中の直勝寺の檀家・北村宗次郎が、伏見深草(ふしみふかぐさ)の通称「記念山」に建立した像。
彼の死後、遺族が銅像を処分することになり、それを高松の鏡原敏夫氏が古金として買い取った。
ところが、どう考えても、地金としてつぶすのはもったいなくて恐ろしくなり、法華の信者に相談した結果、法華宗側が買い取ることになった。
この像の新しい設置場所として、いろいろ候補地を探したが、なかなか見つからず困却していたところ、このことを知った女木島の人達が銅像を女木島へ奉ってくれるなら、建設工事は一切島で引き受けると言うことで女木島行きが決まり、昭和12年4月28日に開眼式を行った。
それ以来高松の法華信徒によって絶えることなく女木島へのお参りが続けられている。
この御祖師様は標高200mの女木山頂の岩場に、高さ4m四方の基壇の上に鎮座された5.5mの銅像で、東方に向かって座っておられる。
御容貌は威厳の中にも微笑をたたえられ、常の御姿の通り左手には法華経の第五の巻を捧げ持たれ、右手に念珠をかけて桧扇を持っておられる。
↓ 山道を行くとやがて上人像が見えてきた。
像の前に広場がないためで、近くから全体像は拝めない。
近くまで行かなくても、遠くから拝めるようにしたのかも知れない。
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