室戸へ (ジオパーク)
ジオパークとは、地球の活動の様子を留めていて、地球科学的に重要な地質や地形をテーマにした自然に親しむための公園の事。
室戸は、そんな地球の動きを実感できる場所だ。
室戸ユネスコ世界ジオパークは、大地が盛り上がり続ける場所で人々がどのように賢く暮らして来たかをテーマにしている。
国道55号線に沿って海辺にジオパーク散策用の歩道が整備されている。
ビシャゴ岩は斑レイ岩でできており、約1,400万年前マグマが地層に貫入して固まったとされる岩で、水平に貫入したものがその後の地殻変動により、ほぼ垂直に回転した。
この岩には『おさご』という絶世の美女伝説がある。
↓ ポットホール
岩石の小さな窪みや割れ目などに入った小石が、波による渦に巻かれて岩石を削ることによってできた丸い穴。
↓ 行水の池
約宇1,200年前、弘法大師が修行中に行水したと言われる池。
行水の池や池に面する岩には窪みがあり、くぼみの上部には波打ち際に住む生物(ヤッコカンザシ)の巣の化石が残っている。
このヤッコカンザシの巣は、約2,700~1,000年前に波打ち際でつくられたもの。
これは約1,000年前に巨大地震が起こって室戸岬が約5m盛り上がり、その後も地震のたびに大地が盛り上がってきた証拠。
↓ ホルンフェルス
サメのひれの形をした岩は冷えて固まったマグマ(斑レイ岩)
1,000度を超えるドロドロに融けたマグマが泥岩や砂岩の地層に入り込むと、それらが熱せられ、固くなる。
このように高温のマグマに焼かれて性質が変わった岩石は変成岩の一種で「ホルンフェルス」と呼ばれる。
↓ エボシ岩(斑レイ岩)
約30分のジオパーク散歩道、国道には「歓迎」ならぬ『歓鯨』のモニュメント。
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