ベトナム その19 (ミーソン遺跡)
ミーソン遺跡はダナンから南へ約70Km、クンナム省ミーソンにある遺跡で、かつてベトナム中部で栄えたチャンパ王国の宗教・ヒンドゥー教シヴァ派の聖地。
1999年に世界文化遺産に登録された。
ここには、7世紀~13世紀にかけての遺構が残っているが、遺構の大半がベトナム戦争により破壊したため、現在も修復作業が続いている。
↓ 入口
↓ ゲートを入ると整備された道が続く。
↓ 電動カートで行けるのは遺跡の約1km手前、矢印まで。そこから歩く。
↓ 電動カート終点あたり
↓ 最初に見た遺跡群
↓ そんな広場の真ん中には、必ずこんな石がある。
ガイドさん曰く、これは男性のシンボルで子孫繁栄を祈願しているのだと言う。
↓ この写真はそれとすぐ分かる。
露骨に至る所にシンボルを設置したのは、動物として、子孫を残す事が食べる事の次に重大事だったに違いない。
↓ こんな風景が続く
↓ 文字らしき石碑、スリランカで見たような文字?
↓ 発掘品の数々
↓ 子孫繁栄、乳房とか。
↓ ひときわ観光客で賑わっていた遺跡
↓ 歴史のお勉強
チャンパ王国とは現在では少数民族となっているチャム族が築いた王朝と言われている。
宗教は主にヒンドゥー教のシヴァ派だが、それにとらわれることなく、インド文化を柔軟に取り入れてたとされている。
チャンパ王国が謳歌した時代は北ベトナムよりも高い技術力を持っていたと言われており、その理由は交易にあったと言われている。
海沿いに王国を築いたチャンパ王国は中国やインド、オランダなどの欧米まで交易の手を広げ、レベルの高い建築技術を取り入れていたと考えられている。
このミーソン遺跡はフランス統治時代にフランス人に見つかる前は大自然に囲まれた森林でした。
現在では発掘作業も進み、徐々にチャンパの歴史も明るみになってはきているものの、まだまだ謎は残っている。
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