2018年 健康への道しるべ 講演会
2018年9月28日(金)、静岡県男女協同参画センター あざれやにて「健康生活研究会」
主催の講演会が開かれた。
代表は、増田 桂子氏。NPO法人健康を考えるつどいもこの講演会を共催している。
↓ まず開会に当たり、主催者挨拶。
今回の演題は「食」と認知症、講師は東京で渡辺医院を開業する渡辺完爾先生。
「認知症は予防可能な病気です」から、講演が始まった。
↓ 渡辺先生の講演。
認知症には大きく分けて、
■ アルツハイマー型認知症
■ 脳血管性認知症
の二種類があり、日本人の約60%はアルツハイマー型と言われている。
平均寿命が延びている中、急増している認知症ですが、全ての人がかかるわけではありません。
脳の萎縮は誰にでも起こりますが、多くの場合は脳神経のネットワークシステムが萎縮を補完し、認知機能が保たれています。
この神経システムの機能は、脳を使えば使うほど活発になり、
脳が活動する事によりできる”脳のゴミ”をきれいに洗い流すことができる。
この”脳のゴミ・アミロイド β”の蓄積がアルツハイマー病発症の引き金と考えられ、
その予防には、脳に知的な刺激を与える事と食事が大切 。
認知症になる人とならない人の最も大きな違いは、日々の食生活がその鍵を握っている。
地中海食が認知症予防にお薦め・・・と説く。
地中海食の特徴は、
また腸内細菌も認知症予防に関係があり、その改善をはかる事で効果が出る。
腸内細菌改善方法のひとつに「断食をして腸内最近を飢えされる」と言うユニークな方法がある。
断食の有効性は、
絶食により脳内に蓄積したアミロイドβが自己貧食されると考えられてきたが、
さらに絶食で神経幹細胞が活性化する事により神経細胞が新生して認知機能が改善すると言うメカニズムが示唆された。
植物性食物への食習慣の転換が必要。
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