天城越え・浄蓮の滝
天城越え(あまぎごえ)は、伊豆の国市と賀茂郡河津町の境にある天城峠を越える
旅路のこと。
『天城越え』の文言は、川端康成の「伊豆の踊子」や松本清張の「天城越え」、
はたまた石川さゆりの歌謡曲「天城越え」で、誰もが知る地名のひとつ。
私も今回の伊豆旅行で天城越えがコースに入っているのをみて、少しときめいたものだ。
最初の予定では松崎町へ行く途中で立ち寄るはずだったが、台風接近中で
伊豆の国市へ帰る途中に寄ることになった。
↓ 良く分からないがこの辺りが天城山のてっぺんらしい。
天城越えは登りも降りも九十九折の坂道ばかり。
天城山を下ってくると、浄蓮の滝に到着。
この浄蓮の滝には「女郎蜘蛛の伝説」がある。
浄蓮の滝壺近くで木を切っていたきこりが、誤って斧を滝壺に落とした。
滝壺に飛び込んで捜したが見つからない。
あきらめて上がってくると若い美しい女がきこりの斧を持って立っていた。
斧を返してくれ、ここで私に会った事は誰にも話すなと約束させられた。
しかし結局約束を破り、きこりは殺されてしまった・・・と言うお話。
若い女は滝の主の女郎蜘蛛の化身であった。
「見てはいけない、誰にも話してはいけない」と言われると、
人は誰しもそれを守る事が難しいと言う事、今も昔も変わらない。
静岡もワサビが有名とは知らなかった。
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