韮山反射炉
静岡での講演会明くる日、増田さんが静岡の観光案内に連れて行ってくれた。
観光は毎年の事であるが、今回は私の前からの希望で伊豆半島行き。
あいにく台風24号接近中とて、雨の出発となった。
最初の観光地は伊豆の国市にある韮山反射炉。
2015年7月に、明治日本の産業革命遺産のひとつとして世界文化遺産に登録された。
↓ 韮山反射炉の場所(地図の真ん中)
↓ 左側の茶色の建物は「韮山反射炉ガイダンスセンター」
↓ 築造に至る歴史的背景
炉内の天井で熱や炎を反射させ一点に集中することで、銑鉄を溶融可能な千数度の温度まで上げる事を可能にした。
↓ 左が鋳口、右が焚口
↓ 全体断面図
↓ 築造の経過
↓ 鋳造された18ポンドカノン砲のレプリカ
この反射炉が造られた背景には1853年のペリー艦隊の来航があった。
西洋列強に対抗するには、大砲が要る、
大砲を造るためには鋳造が必要、
その鋳造には溶けた鉄が必要、
溶けた鉄をつくるには鉄鋼石を溶かす炉が必要、
そこで、幕府は蘭学に通じた韮山代官・江川 英龍にその実現を託したのである。
残念ながら英龍は反射炉完成を見ずにこの世を去り、その息子・英敏が完成させた。
こんな歴史を知るにつけ、いつの時代にも数名の賢人が現れ、
この世を牽引しているのだとつくづく思い知らされる。
私の生きるこの世のも時代を牽引する賢人がいることは確かだ。
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