インドネシア旅(ヒンズー教寺院 その2)
ここも寺院の名前が分からない。
観光で連れて行ってくれる寺院の名前など後で調べりゃ分かるだろう・・・
との甘い考えはあてが外れた。
日本のお寺のように、バリにはヒンズー教寺院があちこちにある。
↓ 入口
↓ 門を入ると
↓ ヴィシュヌ神の10の化身のひとつクールマ(亀)
亀が自分の意志で手足や頭を甲羅の中に引き込み自らを守るように、私たちが5つの感覚を自身の内に収め、永遠の至福を見つけることを象徴しているともいわれている。
バリ・ヒンドゥーの特徴として、バリ島の各村には必ず 3っの寺院があります。
その3っとは、
・世界創造の神・ブラフマ を祀る寺院、
・生命を維持する神・ヴィシュヌ を祀る寺院、
・破壊の神・シヴァ を祀る寺院
これらを合わせて三身一体と言います。
さらにこの 3っの神にはそれぞれの妻がいて、
・ブラウマ神の妻・女神サラスワティは学問と智恵・財産と幸運・芸術をつかさどり、
・ヴィシュヌ神の妻・女神スリはバリ独自の稲の女神、
・シヴァ神の妻・女神ドゥルガーは神々の怒りの光から誕生した戦いの女神
であり、
これら 6人の神々は絶対神・サンヒャン・ウディ・ワサ(すべてを内包する万有神)に属すとされています。
バリ・ヒンドゥーでは、すべての物事は善と悪、生と死といった形で必ず相反し、
それらのバランスが維持され共存することで世界が成り立つとされています。
この考え方を「二元論」とも言います。
またバリ・ヒンドゥーでは高い場所に神がいるとされており、バリ島最高峰のアグン山は神々の座として崇められています。
〈 サン・ヒャン・ウィディ・ワサ 〉
全能の唯一神で、上記すべての神の神格はこの唯一神の現れの一つに過ぎないとされる。
インドネシア共和国の独立後は、パンチャシラという建国五原則の第一条項にある「唯一至高の神」つまり一神教が国家理念とされたため、
多神教であるヒンドゥー教の人達はすべての神を崇める事ができるよう、神々を形もなく、色もなく、また限りのない存在、いわば虚無の神だとして、これは一神教と言い張り、政府に認めさせた。
のではないかと思っている。要はそれほど人々が信じる神は多種多様なのかも知れない。
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