インドネシア旅 (ヒンドゥー教)
ヒンドゥー教について調べてみた。
教徒の数はインド国内で8.3億人と最も多く、インド以外の国を合わせると、約 9億人以上。
キリスト教、イスラム教についで世界3番目の宗教。
インド広義の定義では、インド以外の地域で発祥したキリスト教やイスラム教を除き、全てヒンズー教と解釈する。
従い、インドでは仏教もヒンドゥー教の一派とされる。
「ヒンドゥー」 Hindu の語源は、サンスクリットでインダス川を意味する”sindhu ”に対応するペルシア語。
ペルシアから見てインダス川対岸に住む人々の意味で用いられ、西欧に伝わりインドに逆輸入された。
ヒンドゥー教には極めて様々な信仰、霊性や風習が包括され、かつ体系化されている。
しかし、キリスト教に見られるような教会制度や宗教的権威は存在せず、また預言者もいなければ共通の聖書もない。
従いヒンドゥー教徒は多神教、汎神論、一神教、不可知論、無神論、ヒューマニズムを自身の思想として自由に選ぶことができる。
ヒンドゥー教の包含する信仰、思想、真理は広範で、そのためこの宗教の定義はこれ!
とは言えない。
日本人は無信教が多いと言われるが、インドの考えだと日本は一種のヒンズー教徒かも知れぬ。
ヒンズー教の考え方の大らかなところ(?)が私は好きだ 。
ヴィシュヌ神,シヴァ神,ブラフマー神がヒンズー教の三大神と言われ、夫々奥様がいて夫婦共に多様な化身を有する。
・ブラフマー神 :宇宙,世界に実存、実在の場を与える神 (Generate :創造)
上記の赤字GODが英語の”god” 神となる。
- 三大神の他にも良く名前を聞くのが、ガネーシャ,ハヌマーン,インドラ。
・ガネーシャはシヴァ神の子供で象の頭を持つ神、鼠に乗る。富と繁栄、智恵と学問を司る。
- ・ハヌマーンは外見が猿の神、身体の大きさを自由に変えられ、孫悟空の元になったと
- 考えられる。
- ・インドラは雷神、天空神。古くバラモン教の時代に盛んに信仰された。北伝仏教では帝釈天。
インドの国立博物館にヒンドゥー教の多様な神像が収蔵・展示されていると聞く。
是非行ってみたいものだ。 神様は面白い
↓ ヴィシュヌ神と10の化身
↓ 私の干支の神・ハヌマーン
ヒンズー教の神像を意外な場所で見つけビックリした。
意外な場所とは、坂出市にある金山のけいの里、サヌカイトの里だ。
すごい数の石像がところ狭しと置かれている。
けいの里の持ち主・前田 宗一氏によると、彼のお父さんがインドネシアと何らかの関係があって入手したのだそうな。
バリへ行ったその後にこの石像を見たから、えっ~!っと気付いたものの、そうでなければ知る由もないし、聞いてもへぇ~くらいで終わっていた。
ヒンズー教の神が取り持つ不思議な縁だ。
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