インドネシア旅(ボロブドゥール遺跡)
ボロブドゥール遺跡は、ジョグジャカルタの北西約42kmに所在し、巨大なムラビ火山に囲まれたケドゥ盆地の中央にある。
世界最大級の仏教寺院の遺跡でもあり世界的な石造遺跡でもある。造られたのは8世紀頃だとされているが、長い間密林の中に埋もれて忘れ去られていた遺跡。19世紀になって発掘され、何度かの修復工事が行われて現在に至る。
「ボロブドゥール寺院遺跡群」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されている。
↓ ボロブドゥール遺跡に到着。
↓ 遺跡内地図
遺跡の総面積はおよそ1.5万m2。
高さはもともと42mあったらしいが、落雷や地震による損壊で現在は33.5mになっていると言う。
シャイレーンドラ朝の大乗仏教を奉じていた王家・ダルマトゥンガ王の時代に、780年頃から建造が始まり792年頃に一応の完成をみたと考えられる。後の、サマラトゥンガ王(812年~832年)のときに増築された。2010年にムラピ山の噴火で灰の被害を受けている。
↓ 遺跡内に入る
↓ 何故かゴールデンスパイダーがいる
↓ メイン道路を進むとやがて巨大な遺跡が見えてきた。
↓ 遺跡に向かい階段を上り始める。
↓ 階段を上りきると広大な広場があった
↓ 断面図(パクリです)
6っの回廊と中庭、そして3っの円形回廊から成り立つ十階建て。
この十の階は「ブッダになるため一人の修行僧が通らなければならない十の人生の道」と言う意味があるらしい。
この教えはダサブミと言われシャイレンドラ王朝の信仰するブッダ・マハナヤの教えから取ったものとされる。
ダサブミの他にボロブドゥールは小宇宙も意味していると言われている。
↓ 回廊には多くの浮き彫り像があり、区画ごとにそれぞれ物語があるとか。
その物語を都度ガイドさんが説明してくれたが頭には残っていない。
↓ 最上階へ到着
↓ 石づくりカゴの中には仏様がおられる。
昔の巨大遺跡を見るたび、重機もなかった時代によくぞこんなものを造ったと感心する。
↓ 仏教の聖地なのに多くのイスラム教の女性も見かけた。
以下、ガイドブックより。
インドネシアで最も美しく世界的にも有名なこのボロブドゥール寺院は山と丘に囲まれた高地に建てられた。
7世紀の終わりか8世紀のはじめに建てられたこの仏教系寺院は本来の意味の寺院(Candi)ではなく、仏教の聖堂である ストゥパ の形をしている。
ストゥーパとはサンスクリット語で仏塔のこと、仏陀を敬うための神聖な品々を保管するために建てられたのが起源とされています。
仏教がインドから日本へと伝播した際に、日本ではストゥーパとして五重塔・五輪塔が建てられるようになりました。
卒塔婆はストゥーパを音訳したものであり、卒塔婆も本来は仏塔のことを指します。
Candi とはヒンズー教の聖堂を指し、「シバ神の妻・ドルガー女神を崇拝するための神殿」を意味するCANDIKAから取った言葉と言われている。
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