石垣島へ(玉取埼)
玉取埼は平久保半島の基部・金武岳の東方に位置する岬。
半島の付け根・約200mのくびれた所は「船越(フナクヤー)」と言われ、昔は陸続きではなく船で渡ったと言われている。
玉取埼の南方には「南の浦(ハイノーラ)」と呼ばれる場所があり、そこではかって木綿花が栽培されていた。
月の夜には白く輝く木綿花が、あたかも白浜のように見えた事から別名「月夜浜」とも呼ばれ民謡「月夜浜節」ができたと言われている。
従いこの民謡は月夜の浜を謡ったのではなく、綿花畑に白いワタが咲いているのが月夜の浜のようにきれいな様子を謡ったもの。
月夜浜だぎぬ 岸ぬ浦ぬ木綿 木綿の花作てぃ 木綿かしかきら
繰り返し返し 指はつぃき 見あぎりば 筋持つぃぬ 美らさ
読美らさあむぬ 吹かば飛ぶ 手巾しゆてぃ 待ちゅら ヨンナ
女の人が綿花をつむぎ、それで軽くて美しい手ぬぐいを織り、愛する人を待ちましょうという意味。
人頭税時代、石垣島の女の人に科せられた税に「御用布」があったそうで、綿花栽培もきつい仕事だった筈だ。
↓ 展望台
展望台の完成は平成元年(1989)2月とのこと。
↓ 展望台からの風景
↓ 岬のすぐ前にある無人島「玉取石島」
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