龍王山
高見島のほとんどは山、てっぺんに龍王宮があると聞いては登らざるを得ない。
標高297mと高くない。一時間もあればと気軽に考えたのが大間違い。
瀬戸芸に合わせ登山道は整備されている筈と地元の人からも聞いた。
↑ 地図をみるといろいろなコースがあった。
時間節約にと急勾配コースを選んだのがこれまた大失敗。
「遊歩道」と書かれた小さな標識をたよりに、そう整備されているとは思われない小岩だらけの山道を上へ上へと辿る。
↓ 三合目の休憩所
雑木で作った椅子は片方が崩れ落ち「休憩所 三合目」と書かれたラミネート標識が揺れていた。
休憩もできず、次第に怪しさを増す山道を進むと四合目の印があった。
えっ~まだ四合目??? だいぶん登ったつもりなのに。
気を取り直して登る。
↓ 何とか九合目まで来た。
遊歩道の標識はもはや何処にもなく、九合目のラミネートが針金から解放されて山道に落ちていた。
さて上をみると頂上が近いしるしの太陽光が射している。
でも道は今まで通過した状況とは全く異なっていた。
登り道に人が通った形跡が全くない。
これまでの道は何とか開け、小枝を搔き分けながらも登ってこれた。
しかし今からの道は釜か鋸で小枝や竹や下草を切り払わないと進めそうにない。
さて! 考えた。
諦めて引き返すべきか? 多少苦労しても道なき道を進むべきか?頂上はすぐそこなのだ。
足元は小岩だらけに様相を変え、滑りやすさの度を増している。
引き戻すにしても、よほどそろそおろ下りないと滑落しかねない。
しばらく考えた挙句、下した決断は引き返す事。
案の定、二回も滑落。幸い滑落先に岩や身体を破壊するものがなく事無き得た。
今から思えばラッキーだった。まだ生きておれとの神のお言葉かも知れぬと大げさに思う。
無事元の登り口まで辿り着いた時には足はがくがく、喉はカラカラになっていた。
時間はさほどかからぬだろうとペットボトルの水さえ持たぬ不用意さ。
反省する事しきりだった。
1、まず途中で急勾配の道と緩い道の二岐標識があったのに前者を選んだ事
2、たかが300mもない山と高を括った事
3、リュックも持たず、水筒も持たず、杖も持たず登った事
4、一人で行った事
次回また反省点を克服して挑戦しよう・・・と思う。機会があれば・・・だ。
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