パラサイト 半地下の家族
パラサイトと言う英単語を初めて知ったのは50代半ばの頃。
川重坂出工場に勤務していた時から良く知っている須澤さんが、子会社の川重坂出サービスの新しい社長として赴任された時の事。
挨拶で開口一番口にした言葉がパラサイトだった。
この会社はパラサイトカンパニーである・・・云々。
その時は情けない事に意味を知らず、単語の響きの良さから「薔薇サイト?」」の感覚で褒めてくれたと思った。
意味を知って驚いた、響きの良さとは裏腹に「寄生生物、寄生虫、寄生植物、居候(いそうろう)、食客」の意。
そんなタイトルの韓国映画が、2020年2月9日の第92回米アカデミー賞で、非英語作品では初の作品賞など最多の4冠に輝いた。
是非見なければ・・・で、その見た感想は?
アカデミー賞も取ったから・・・と期待し過ぎたのでしょうか。
格差社会を画いた作品で、半地下よりもっと凄い生活があったと言うサプライズはあったものの、最後の方は訳の解らぬ展開となり
何これ!・・・と言うのが正直な感想。
私のような凡人はこの映画の感想は訳わからん・・・で終わりだが、
ネットに書いてあるネタバレ解説には、思いもよらぬ事が書いてあった。
『パラサイト 半地下の家族』ネタバレ解説:メタファー、伏線13個を総まとめ
これを読むと この映画すごく奥が深いと大いに感心。
特に「えっ~」と思ったのは、ポン・ジュノ監督の言葉。
この映画は簡単に言ってしまえば「貧しい家族が裕福な家族へ寄生していく」話だが、お金持ちも貧しい人々に寄生して労働力を吸い上げている ”寄生虫”だと言う。
金持ちは運転もできないし、ハウスキーピングもできないで、貧しい人に寄生しているという。
なるほどね~と思った。
最初に書いた須澤さんのパラサイト発言は、後日発言を取り消したのを鮮明に覚えている。
最近のコメント